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映画「落下音」4つの異なる時代を生きる4人の少女たちが、同じ土地で体験する不可解な出来事 アカデミー賞ドイツ代表、カンヌ審査員賞受賞
(2026年4月2日8:00)

4つの異なる時代を生きる4人の少女たちが、同じ土地で体験する不可解な出来事を描いたドイツ映画「落下音」が3日から公開される。
本作は、1910年代のアルマ、1940年代のエリカ、1980年代のアンゲリカ、そして現代のレンカと、4つの異なる時代を生きる4人の少女たちが、同じ土地で体験する不可解な出来事を描いた、百年にわたる映像叙事詩。
監督を務めたのは、長編2作目にして第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門入りを果たした、ドイツ出身の新鋭マーシャ・シリンスキ。ハンブルク映画学校の脚本マスタークラス修了後、脚本家として活動を開始。その後、バーデン=ヴュルテンベルク映画大学で映画監督を学んだ。2年次に、中編『DIE KATZE(THE CAT)』で受賞。3年次に監督した長編『DIE TOCHTER(DARK BLUE GIRL)』は2017年のベルリン国際映画祭でプレミア上映され、GWFF新人賞のノミネートのほか、世界の40以上の映画祭で上映され、いくつかの国際的な賞も受賞した。










カンヌでの公式上映後には、テレンス・マリック、ジェーン・カンピオン、ミヒャエル・ハネケ、デヴィッド・リンチといった鬼才の名が引き合いに出されながらも、いずれにも回収されない独自の映画世界が高く評価、その革新性は映画祭に鮮烈な驚きをもたらし、世界中の批評家を虜に。「今年のカンヌで最も記憶に残る作品」「映画言語を更新する新たな才能」「次世代を担う重要な監督の登場」といった称賛が相次ぎ、瞬く間に映画祭の“ダークホース”として注目を集める存在となった。そして、カンヌ初参加ながら審査員賞を堂々受賞。さらには第98回アカデミー賞・国際長編映画賞部門のドイツ代表にも選出されるなど、今勢いを増して現代映画界の最前線へと躍り出ている。
【ストーリー】
1910年代、アルマは同じ村で、自分と同じ名を持つ幼くして死んだ少女の気配に気づく。
1940年代、戦争の傷跡が残る中、エリカは片足を失った叔父への抑えきれない欲望に気づき、自らの得体のしれない影に戸惑う。1980年代、アンゲリカは常に肌にまとわりつく“何か”の視線に怯えていた。そして現代、家族と共に移り住んだレンカは、自分の存在が消えてしまいそうな孤独感に徐々に侵食されていく。百年の時を経て響き合う彼女たちの<不安>が、この北ドイツの農場を静かに覆いつくしていくーー。
【見どころ+】
1910年代のアルマ、1940年代のエリカ、1980年代のアンゲリカ、現代のレンカの4人の少女がそれぞれ見たり体験したりする死、違和感、欲望、孤独感、戦争の傷跡、怪奇、男性から向けられた性的な視線などは、100年を通して共通する少女の繊細な感受性にもたらされる世界の不条理とでもいったものを、繊細に大胆に描いていて目を奪われる。例えばアルマが、幼くして亡くなった自分と同じ名前の少女の絵画を見たとき。エリカが片足を失った叔父に抱く得体のしれない欲望。またレンカが友達と水遊びをして上半身裸になったときにそれを見る大人の男性の視線に気づいたときの戸惑い。少女たちに不意に訪れる予期せぬ状況や、それが少女たちにもたらす違和感や不安などのエピソードの積み重ねが映像美と共に繰り広げられる。
【クレジット】
監督・脚本:マーシャ・シリンスキ
出演:ハンナ・ヘクト、レア・ドリンダ、レーナ・ウルツェンドフスキー、レーニ・ガイゼラー
配給:NOROSHI ギャガ
英題:SOUND OF FALLING
2025年|ドイツ|カラー|ビスタ|5.1ch|155分|字幕翻訳:吉川美奈子|PG-12|
© Fabian Gamper - Studio Zentral
公式HP gaga.ne.jp/rakkaon_NOROSHI/ X、instagram: @noroshi_gaga
予告映像URL:https://youtu.be/-fYxwC8wJsk
4月3日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー